第2回京都国際コンファレンス「倫理・経済・法〜不正義に抗して」関連講座2005年7月研究会

に参加してきた。

http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/2005/0725.htm

 広瀬氏のデレク・パーフィットに対する反論は、あたっていると思うのだが、その含意がつかめなかった。平等主義が批判される理由の一つに、leveling of down Objection(LOD)というのがある。パーフィットは、Telic Egalitarianismを批判したが、広瀬氏は、Weighted Egalitaranismならば、その批判はあたらないと反論。LODとパレート最適の比較が面白く、LODがパレートかどうかのテストになる、と言われていたようにきこえた。

 例えば、Well-beingに所得を当てはめて考えてみると、広瀬氏の理論だと、所得の再分配はどのようになるのだろうか?

 ゆくゆくは、記憶・人格・X(何か)について頭を働かせてみたいのだが、まだ先になりそうだ。