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『ゴースト・オブ・ミシシッピー』
- 出版社/メーカー: 東和ビデオ
- 発売日: 1998/06/05
- メディア: VHS
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公民権運動の英雄の一人、メドガー・エヴァーズ。1963年6月11日夜、ケネディ大統領は新しく包括的な公民権法案を議会に提出するとTVで約束し、黒人の権利を主張する。メドガー達が行ってきた公民権運動の成果だ。この時の映像は、『JFK』でも『パンサー』でも流れている。
しかしそのTV放映のあった日の深夜(日付が変わって1963年6月12日)に、メドガーは、何者かに殺害される。自宅に車で帰宅し、車から降りた彼の背中を、茂みから一撃。弾は、窓ガラスを破り、家族のいる家の中をはねる。
犯人として、バイロン・デ・ラ・ベックウィズが逮捕されるが、二度の裁判にも関わらず、偽証や白人の陪審員などにより、無罪とされる。
この映画は、エヴァーズ夫人が再審を求め、最初の裁判から30年後の1994年に三度目の裁判が行われ、そこで検事補が活躍し、バイロンに有罪判決が下される、というもの。人種差別の根深さを少しでも理解できる。
ちなみに、メドガーの兄は、チャールズ・エヴァーズで、映画ではラジオのDJとして登場しているが、ミシシッピーで初の黒人市長になるなど、公民権運動の指導者。
- 公民権運動関係の映画について知るのに便利なサイト
http://www2.netdoor.com/~takano/civil_rights/civil_01.html
http://www2.netdoor.com/~takano/civil_rights/civil_12.html
- チャールズ・エヴァーズが運営するラジオ局、ネットで内容も聴ける