・メモ
 サンチョを三人お供に連れて、ドンキホーテを「分裂病」として描く。
一人のサンチョに対して、一つの「人格」をドンキホーテが持つ。それらの
人格の統合人格として、“K”を登場させる。
 ドンキホーテにしろ、Kにしろ、世界と自己が“認識”によって
ねじれずれ、片方は喜劇に、片方は悲劇に向かう。両者の連続性として
騎士道精神といったところかな。だとしたら、不連続性は権力の変容か?