エッセイ

相互に「依存」でいいじゃん!! ――聞こえる!?愉快な仲間たちの笑い声 ・・・。正しいのは彼かそれとも他の者たちか、といったことがそんなに重要だったのだろうか? 重要なのは、彼が彼らと絆を持ったということだ。彼は彼らと意見を異にしたとはいえ、彼ら…

行為のあいだの或る瞬間に、私は、レコードの音楽が尽きて、針が盤面の音のない溝を軽くこすっていつまでも廻っている、そのかすれた音をきいたような気がした。その溝は無限軌道をえがいていて、かすれたひびきはいつまでも尽きず、私の耳がこれをとらえた…

吉田ルイ子『ハーレムの熱い日々― BLACK IS BEAUTIFUL』講談社文庫http://www.geocities.jp/ruikoy/を読んでいる。慶応出身、フルブライト留学生の著者が、ハーレムで 暮らしながら、写真を撮る、というノンフィクション。当時の状況がありありと浮かんでき…