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恋人たちの誤算 (新潮文庫)

久しぶりに小説を読んだ。「天使たちの誤算」というタイトルで
XXで連載されていたときが、1990年代初めやったかな。

「将来設計」や「人生設計」の崩壊が露呈化し始めていたころだろうか。

設計なんてできない「将来」や「人生」の虚偽に気付くものの、
「本当の」恋愛に賭ける侑里。しかし、それはそれで甘くないのが
現実。この部分が描かれていたのが面白かった。

だけど、甘くない現実をつきつられて、その後どうなるの？
というところをもっと描いてほしかったな・・・。